足の親指の痛み?何故突然?この痛みの原因や対処法を学ぼう!

足の親指に突然痛みを感じた事はありますか?痛くて歩けなくなりますよね。小さな指だからといって油断してはいけません。一言で足の親指の痛みといっても原因は色々とあります。いざとなった時に慌てないためにも、今日は足の親指の痛みの原因や対処法についてまとめました。

はじめに
足の親指に痛みを感じた事はありますか?まず始めに考えられるのが靴が足に合わない・・だと思いますが、思った以上に深刻な問題のようです。足の親指の痛みは靴が合わない以外にも色々な原因があるようで、内臓の問題からからくることも!

今日は足の親指の痛みの原因や対処法についてまとめました。

足の親指の痛み 原因その1 - 外反母趾
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外反母趾とは、足の親指が小指側に15度以上曲がったものを外反母趾と呼んでいます。中程度は20度で、ひどい場合が30度としています。痛みも生じます。

一般的な外反母趾には、大きく分けると2つの発生原因があります。

1つは、子どもの頃から靴を履いて足を覆い、また平らなところばかりしか歩かないため、足裏の刺激不足により足裏のアーチ(中足関節)がゆるんで親指が曲がってくる「靭帯性外反母趾」です。

そしてもう1つは、靴が脱げないように指を上げてひっかけて歩くことにより、親指の付け根の骨(母趾球部)を歩く度に地面に打ち付けるため、親指の付け根の骨が防御反応でカルシウムを出して守ろうとするため、骨が出っ張ってくる「仮骨性外反母趾」です。

放っておくと、年齢が増すにつれ、この両方が加わり混合性の外反母趾へと進んでしまうのです。

外反母趾の痛み | 外反母趾・フットケアの笠原式ページ

足の親指の痛み 原因その2 - 通風
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この病気につけられた「痛風」という名前には、風に吹かれただけでも痛みが出る、という意味があります。痛いという症状が、そのまま名前になっている点でユニークな病気です。

主な原因として食生活が欧米化した結果、動物性タンパク質や動物性脂質を取りすぎるようになったことが指摘されています。

現在では、約60万人の痛風患者さんがいるといわれ、その90%が男性です。年齢は40~50歳代に多く、女性の場合はほとんどが閉経後になります。

痛風を起こす人は、起こさない人よりも心筋梗塞や脳梗塞になりやすいことも知られています。これは、痛風に肥満や高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病が合併しやすく、動脈硬化がどんどん進展するためです。

突然、足の親指が痛みだし、赤く腫れ上がっている、痛みは締めつけられるように激しく、親指どころか足を動かすこともできない、という症状が痛風発作です。治療をしないと痛風発作は3日くらい続き、その後少しずつ強くなって10日もするとウソのように回復します。

さらにほうっておくと半年から1年ごとに繰り返し、足の親指以外の関節まで痛み腫れ、痛風発作の間隔も短くなっていきます。そして関節だけでなく腎臓にも症状が広がり、腎臓の働きが悪くなって尿毒症が起こります。

痛風はこんな病気

足の親指の痛み 原因その3 - 関節リウマチ
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手の関節は、関節リウマチの初めからおかされやすいところですが、足も、手と同じように、初期から病変があらわれやすいところです。

特に、足の親指を含む指のつけ根の関節(MTP関節)のはれと痛みです。朝起き上がって歩きだすとき、足の裏に砂利道を踏むような不快な痛みを感じます。関節リウマチの特徴的な症状で、ほかの関節炎ではあまりみられません。

足の親指や指は、手指と同じように構造が簡単なため、骨と骨がずれやすいといえます。足の平面関節の部分は小さな骨が集まり、モザイクのような複雑な構造です。この小さく複雑な関節に全体垂がかかるため、最初はちょっと指が曲がった程度でも、歩く動作が変形を加速させてしまいます。

外反母趾、槌指(親指以外の4本の指先が曲がり浮いたようになる)、重複指(指が重なり合ってしまう)、強い痛みをともなう足底のがんこなタコといった変形があらわれ、はける靴がなくなったり歩行が困難になる、やっかいな症状です。

関節リウマチの症状・小さな関節(手指・足)

足の親指の痛み 原因その4 - 強剛母趾
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この強剛母趾という病気は関節に強いストレスがかかり続けて起こる変形性関節症の一種です。柔道やテニスなど、足の親指の付け根に繰り返し負荷が加わるスポーツをしてきた人に多いと言われています。

ハイヒールを履いて運動する社交ダンスの愛好者も要注意。関節の隙間が狭まり、関節部の骨に小さなとげができて、強い痛みや炎症を引き起こします。進行すると関節が動かなくなってしまうという怖い病気です。

つなごう医療 中日メディカルサイト | 見落とされがち強剛母趾 外反母趾や痛風と誤診 

足の親指の痛み 原因その5 - 陥入爪・巻き爪
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陥入爪(かんにゅうそう)とは爪の端が皮膚にくい込んでいる状態のことです。 足の親指に多く、深爪・靴による圧迫・スポーツ・打撲などが誘引となり、痛みを生じ炎症が起こります。ひどくなると強い痛みや腫れ、うみが出るなどの症状が起こります。

巻き爪(まきづめ)とは爪がカーブした状態のことです。時には両側がくっつくほどに変形することもあります。爪の下で骨の変形があったり、爪の水虫が原因のこともあります。特に足の親指に多く痛みを伴います。

陥入爪、巻き爪、爪の痛み、爪の変形-宮本形成外科(広島)

足の親指の痛み 原因その6 - 足の母指球の痛み(中足骨痛症)
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足の親指の根元、母指球の痛み(中足骨痛症と呼ばれる)には、多くの異なる原因(関節炎、血流不足、足指の間の神経の締めつけ、姿勢の問題、種々の障害など)が考えられます。しかし、最も多いのは神経の損傷や、足の母指球に最も近い関節(中足骨関節)の異常が原因で起こる痛みです。しばしば、足の母指球に痛みを生じる障害が、同一部位に痛みを生じる別の障害の発生原因となります。

《フライバーグ病》

フライバーグ病は、足の母指球内の骨の部分、通常は親指の隣の指の骨(第2中足骨の骨頭部)が壊死する病気です。

原因は骨の外傷であり、急速に成長している思春期の女子や、足の親指の基部に接続している骨が短い人に多くみられます。いずれの場合も、中足骨骨頭部に繰り返し負荷がかかります。

痛みは通常、体重がかかるとき、特に足を踏み出すときやハイヒールの着用時に悪化します。関節は腫れて、こわばることがあります。X線検査をして診断を確定します。コルチコステロイド薬の注射や、スプリント(固定具)またはギプスを使用することにより、痛みは軽減します。かかとの低い靴を履くか、インソールやその他の装具を使用して、足の位置や可動域を変えておかされた関節への圧迫を軽減するのに役立ちます。

《足の神経の損傷(趾間[しかん]神経痛)》

神経の炎症や非癌性(良性)腫瘍が、足の母指球の痛み(趾間神経痛)を引き起こすことがあります。

一般的な症状は、第3または第4の足指の周囲の軽度の痛みで、やがて焼けるような感覚やチクチクする痛みに進行します

診断は、病歴と足の診察結果に基づいて行います。コルチコステロイドの注射や、ときに極低温のものを当てて(凍結療法)により症状が軽減することがあります。

原因として、足底と足指(趾間神経)を支配する神経は、足指の骨の間を走行します。足の母指球の痛みは、神経の炎症や神経組織の非癌性腫瘍(神経腫)によって起こり、これらの腫瘍は、どの足指の間にも起こりますが、通常は第3足指と第4足指の間の付け根に起こります(モートン神経腫)。神経腫は通常片足のみに発生し、男性よりも女性に多くみられます。

《中足骨関節の痛み》

足の母指球の近くの関節(中足指節関節)の痛みは、通常、それらの関節の内部から生じています。

中足骨関節の痛みは一般に関節表面のずれから生じ、それにより関節内壁が圧迫され、関節の軟骨が破壊されます。軽度の熱感や腫れが生じることがあります。

中足指節関節のずれは、関節リウマチのように関節に炎症を起こす病気で起こります。関節リウマチの患者には、ハンマー足指(足の問題: ハンマー足指を参照)が発現することがあり、関節の痛みやずれを悪化させる場合があります。脂肪組織は、体重を支えるときに関節のクッションの役割を担いますが、足指の下の前方に押されることがあり、その結果、クッション作用が失われます。クッション作用がなくなると、足の母指球の内部にある神経も損傷することがあります。

中足指節関節の痛みは、変形性関節症や足の母指球にある関節(最も多いのは親指の関節)のこわばりから生じることもあります。これらの障害がある人のほとんどで、体重を支えたり、歩いたりするときに、足に異常な動きがみられます。

《種子骨炎》

種子骨炎では、親指につながる中足骨骨頭部(第1中足骨骨頭部)の下にある小さな骨(種子骨)のあたりに痛みが生じます。

種子骨炎の原因は、通常外傷の繰り返しです。ときには骨折であったり、種子骨や周囲の組織の炎症であったりします。種子骨炎は、特にダンサー、ジョギング愛好者、足のアーチの高い人、ハイヒールを履く人によくみられます。

種子骨炎の痛みは、親指の母指球の下に感じられ、通常、歩くと悪化し、特定のタイプの靴を履くことで悪化します。痛む部位には熱感や腫れがあります。

足の親指の痛み 原因その7 - 靴の選び方
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小さい頃からキチンとした靴を履いていたら、足のトラブルは少なるといいます。靴は、足のトラブルの予防にもなるといいます。では、一体どんな靴がいいのか?

■ ポイント1
一番のポイントは、ぶかぶかなゆるい靴を履かないこと。靴を履いて、かかとを持ち上げた時にかかとだけ持ち上げる靴はダメ。靴がかかとと一緒に持ち上がるものがよいです。

■ ポイント2
中敷きが取り出せる場合、足の長さに合っているかを確認。かかとを合わせつま先に0.5~1センチゆとりがあるものが丁度よい。

■ ポイント3
ヒモ靴の場合、結ぶ場合は、かかとをトントンやってから結ぶのが良い。

靴はしっかりフィットしたものが足には良いようです。

それでも足の親指の痛みが気になる方には….
些細な親指の痛みが重大な病気にもつながっていると分かったかと思います。

どうしても足の親指の痛みが気になるという方には、サプリメントによる療法がおすすめです。
現在では安価で高品質なサプリメントが開発され、注目を集めています。

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おわりに
今日は足の親指の痛みの原因や対処法についてみてきました。いかがでしたか?

足の親指の痛みと一言で言っても、原因は色々あるようですね。痛みがひどくなったら自分自身で判断せずに、医師に相談することが必要かもしれません。

知らぬ間に酷使してしまう足。大事にしてあげて下さいね。