愛猫の突然死、想像しただけでとても悲しい事です。でも、猫の突然死は意外と多いようです。では、一体何が原因で猫の突然死は起こってしまうのでしょうか?突然のお別れを避けることはできないのでしょうか?猫が突然死する原因についてまとめました。
猫の突然死は実は多い?
愛猫が突然死してしまったら、なかなか受け入れることはできないです。
その原因を知りたいと思うのも当然のことと言えます。
猫の突然死、死因と原因を調べています
いつものように、床に寝そべってビヨーンと伸びをした直後に死にました。
病院で蘇生してもらったけどだめでした。
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吐くような仕草をしたあと倒れて動かなくなりました。
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室内飼いの猫がある日突然死にました・・・。
まだ、8才と若いのに、びっくりしています。死んだその日の朝はいつものように食欲もばっちりで、どこにも不安な様子はなかったので、事更驚いています。
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先日愛猫が急死しました。
朝起きて特に変わったようすもなかったのですが、昼頃リビングを走り回り床に横たわりそのまま5回ぐらい呼吸をして息を引き取りました。
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猫の突然死の原因が分からずに悲しんでいる方も多いようです。
猫の突然死の原因にはどんなものがあるのか見て行きましょう。
猫の突然死の原因①
脳血管障害
脳の血管の一部が閉塞や出血などによって閉栓し、脳が壊死や軟化を起こしている状態です。脳出血や脳梗塞も脳血管障害に含まれます。
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脳の血管が血栓などにより詰まってしまった場合に突然死することがあります。
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心臓疾患
猫ちゃんの心筋症は心臓の筋肉が厚くなったり、薄くなったり、してうまく収縮ができず、循環不全を起こす病気です。また循環が悪くなるため、血栓(血の塊)ができ、心臓から血栓が流れて、足の動脈血に詰まると突然後ろ足が立てなくなったり、激痛で叫び声をあげたりします。
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心臓の疾患がある場合、心筋梗塞などが猫の突然死の原因になります。
飼い主さんが知らない間に心臓の病気が進行している事も少なくないようです。
フィラリア症
猫がフィラリアに寄生されてもほとんど症状が見られないこともありますが、喘息のような咳や呼吸困難、嘔吐といった症状が見られたり、さらには突然死することもあります。
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問題は猫に寄生しているフィラリアが体内で死んだ場合です。肺動脈がフィラリアの死骸で詰まったり、猫の体が強いアレルギー反応を示し、アナフィラキシーショックを起こして突然死したりすることがあります。
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「フィラリア」と聞くと犬のイメージですが、猫にも感染することがあります。心臓に寄生したフィラリアの成虫が寿命などで死んだ場合に血管に詰まってしまい、猫の突然死の原因となります。
ウイルス感染
猫汎白血球減少症の症状には以下のようなものがあり、通常2~12日間の潜伏期間の後、食中毒に似た嘔吐、下痢、食欲不振といった症状と共に突如発症します。2~6ヶ月齢の子猫では重症例が多く、1歳を超えた成猫においては無症状~軽症例が多いとされます。
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子猫が猫汎白血球減少症のウイルスに感染していた場合、突然死が起こる場合もあります。
猫の突然死の原因②
アレルギー
抗原が侵入して数分~30分以内に起こる反応です。
ショックと呼ばれる大変危険な状態を示します。
肝臓や腸で血管から血液が漏れ出て、急激に血圧が下がります。最初に興奮が見られ、よだれを出し、嘔吐、脱糞、放尿と続きます。ここで対処が遅れると虚脱、呼吸の低下、痙攣、昏睡へ進行し、死亡する可能性もあります。
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アレルギーの原因となるものに触れたり、口に入れてしまう事でアナフィラキシーを起こした場合、突然死する場合があります。
人間でも蕎麦アレルギーの人が蕎麦が原因でひどいアナフィラキシーショックを起こすことはよく知られています。
中毒
中毒とは、何らかの薬物や化学物質、食べ物などを口にしたり、吸い込んだり、皮膚から吸収したりして、体のどこかに機能障害を引き起こした状態のことをいいます。猫は体が小さいため、人間に比べるとほんの少しの量でも中毒を起こすことがあります。また、人とは生理機能が異なるため、人が平気なもので様々な中毒を起こすことがあります。
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中毒のなかでも害虫駆除剤(有機リン系薬剤)や殺鼠剤(クマリン系薬剤)、ノミ取り首輪(ピレスリン系/ピレスロイド系薬剤)などの化学物質による中毒は要注意です。
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外に出る猫が除草剤のついた草を食べてしまったりする事で突然死する場合があります。
外傷
飼い主が知らない間に高い所から落ちて頭をぶつけたりした場合、脳内出血を起こしている事もあります。
ぶつけた日から2~3日後に症状が出る場合もあります。
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猫の突然死の予防法はある?
猫ちゃんの突然死は、避けられる原因のものと避けにくい原因のものがあります。
心臓疾患を避けるためには日頃からの栄養状態に気をつけたいですし、ウイルス感染防止のためにはきちんとワクチンを受けましょう。
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肥満は心臓病や他の病気の原因にもなります。体重管理をすることも突然死を予防するのに大切な事です。
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猫が外に出ると、ウイルス感染や薬物を誤って口にする可能性が高くなります。
猫を室内で飼う事でそういった突然死の原因から遠ざけることができます。
【猫の突然死の予防】
・ワクチン接種
・フィラリア予防
・栄養管理で心臓病と肥満の防止
・室内飼育
・定期的な健康診断
・猫にとって有害なものは猫が触れないようにしておく
猫の突然死についてまとめ
猫の突然死は実は飼い主さんの気づかない所で病気が進行している場合もあり、実は突然死ではないこともあるようです。
普段通りに過ごしているように見えても実は病気になっている可能性があるので、定期的に健康診断を受けておくことが突然死の予防につながります。
また、予防できるものはきちんと予防しておくことも重要です。