【必読推奨】「子宮が痛む」その原因と可能性のある病気の特徴

「子宮が痛む」その原因と可能性のある病気の特徴

生理じゃないのに下腹部や子宮が痛むとお悩みの女性も多くいます。原因が分からない痛みはどうしても不安がつきまといますよね。人間の体は病気や不調のサインとして痛みを出すことがあると言われています。今回は子宮が痛む原因や可能性がある病気の特徴を紹介します。

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痛いに関係なく生理以外の子宮・下腹部の痛みは要注意

毎月の生理とは別に子宮や下腹部が痛むといった経験を持つ女性も多いと思います。数時間・数日経てば痛みが治まることからあまり気にしていない、痛みに慣れてしまったという人も増えていると言われています。
ですが、生理じゃないのに、子宮や下腹部に痛みを感じるというのは、体の中で異常が起きている可能性があります。チクチクした痛みや鈍い痛みなど、痛みの種類に関係なく、原因を突き止めることをおすすめします。

子宮が痛む原因

女性が子宮・下腹部が痛む原因は複数あります。同じ「子宮が痛い」といったケースでも痛みを感じている部分が異なるといったケースも珍しくありません。子宮が痛む主な原因には以下のようなものがあります。

腸疾患

ギュルギュルといったお腹の音が聞こえる、お腹を下しているといった時は、実は腸が痛みの原因だったりします。腸と子宮は近くにあるので、子宮に痛みを感じても実は腸が痛かったというケースも珍しくありません。

尿路疾患

子宮ではなく下腹部にチクチクした痛みを感じる場合は、尿路疾患の疑いがあります。膣と尿路は近い位置になるので、膣や子宮が痛いと思っていたのに、実は尿道に痛みの原因や疾患が見つけるといったケースもあります。

婦人科疾患

生殖器にトラブルが生じたことが原因で痛みを感じることもあります。婦人科疾患が原因の子宮・下腹部の痛みは主に3つに分類することができます。

生理に関係する疾患

生理の際に、子宮収縮によって痛みを感じる人も多くいます。徐々に痛みが強くなっていく場合は、月経困難症や子宮内膜症の可能性があります。

炎症

卵管・膣・骨盤内腹膜などが炎症を起こしたことが原因で子宮や下腹部が痛むといったケースもあります。

がん・腫瘍

子宮や卵巣などに起こるがんや腫瘍は自覚症状が起こりにくいと言われています。がん・腫瘍が大きくなり、周囲の器官を圧迫することで痛みが生じるケースもあります。日に日に痛みが強くなっている場合は注意しましょう。

生理じゃないのに子宮が痛む時に可能性がある病気

子宮が痛む時に可能性がある病気

最後に、生理じゃないのに子宮が痛む。そんな時に可能性がある病気をいくつか紹介しておきます。
少しでも心当たりがある、不安を感じる場合は、できるだけ早く病院で診てもらいましょう。

月経困難症

生理中でも激しい痛みが生じる月経困難症。子宮が収縮する際にキリキリした痛みを感じるといった特徴があります。症状が酷くなると、生理中以外のたいみでも症状が生じます。また、痛み以外にも、頭痛やめまい、立ちくらみといった症状がでることもあります。

子宮頸管炎

子宮頸管に炎症が起こす病気「子宮頸管炎」も子宮が痛む原因の1つです。放置すると子宮や卵管に炎症が広がってしまいさらに重症化する可能性があるので注意してください。性交の際に痛みを感じやすくなっています。

子宮筋腫

子宮に良性のしこりができる病気「子宮筋腫」も子宮に痛みが生じます。30代以上の女性に多く見られる病気で良性であれば経過観察となるケースも多くなっています。ですが、大きくなったり、筋腫ができた場所によっては、様々な症状が生じます。下腹部が圧迫されるような鈍い痛みが生じる病気となっています。

子宮内膜症

子宮以外の部分に子宮内膜やそれに似た組織ができてしまう「子宮内膜症」。こちらの病気は生理が重くなったり、経血量が増えるといった症状があります。生理じゃないのに生理中のようなキリキリした痛みが生じます。

子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん

子宮や卵巣などにできる悪性腫瘍、いわゆるガンが原因で子宮に痛みが生じているケースもあります。初期症状がほとんどなく、重症化してから症状があらわれることも珍しくありません。定期検診による早期発見が重要となります。

まとめ

今回は、子宮が痛む原因や可能性のある病気をいくつか紹介しました。
少し経てば痛みがなくなる場合も多い子宮の痛みですが、病気や不調のサインの可能性も少なくありません。生理とは違った痛みを感じた場合は、我慢や放置せずに、できるだけ早く病院で検査を受けましょう。